2021.8.17

ゴム付きドローコードショートパンツを作ってみました。その１

前回の帯無し持出し付き仕様トラウザーズにつづき、今回はゴム付きドローコードショートパンツのご紹介です。

制作自体は早くからおこない、お近くのお客様にはご紹介させていただいていたのですが、
ブログアップがどんどん後回しになってしまい、夏も終わりのこの時期のご紹介になってしまい、申し訳ない限りです。

まあ、CALSA（カルサ）にもこういう引き出しがあるんだなとご認識いただき、来年以降のご参考にしていただければと思います。

主な特徴としては、

１．ウエストの後ろ部分にゴムを入れた仕様にしました。

　これにより、正面から見た場合は通常のカッチリ目のパンツに見えるようにしました。

２．ゴム入りパンツだけどベルトループ付き仕様にしました。

　こちらもベルトをした際に、カッチリ目に見えるような工夫です。

３．ドローコード（ひも）付きの仕様ですが、表側、内側の両方で結べるようにしました。

　表側、内側の両方にドローコードを通すホールを作成し、カッチリ目に見せたい、もしくはベルトを通して
　着用したい場合は、内側にドローコードを収めて着用し、

　少しカジュアルな着こなしをしたい場合は表側で結び、結び目をアクセントとして着用することができます。

　これにより、着回しの幅を広げることができます。

　ちなみにドローコードは表地と共布（ともぬの）で作製しております。

４．生地はオーガニックコットンストレッチを使用

　オーガニックコットン９８％、ポリウレタン２％の国産の生地で、サステイナブルも考慮しつつ、
　ストレッチ機能を加えて、ストレスフリーな穿き心地を実現しました。

　画像ではお伝えしづらいのですが、打ち込みの多いハリのある感触で、サラリとした肌触りがとても気持ちいいです。

５．裾の仕上げはダブル仕立て

　最近は膝上丈のシングル仕立てが主流なので、そちらも試してみたのですが、やっぱりしっくり来ない。
　これはもう完全に個人の好みなので、押し付ける気もありませんし、着用される方の好みでご満足
　いただければそれが一番なのですが、
　あんまりタイトで丈を上げ過ぎると無理してる感が出てくるし、ちょっと大人のゆとりみたいなものも
　醸し出したかったので、今回はダブル仕立てにしてみました。

もちろん、いつもながらに、内側のポケット地などにも表地を贅沢に使用、脇ポケットのもみ玉AMFステッチ、
後ろポケットのスラント仕様など、細かいところにもCALSA（カルサ）仕様を施しております。