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「南蛮屏風」を見に行きました。

<「南蛮屏風 右隻」 南蛮人の衣装(南蛮文化館 図録より)>

今回は大阪梅田から阪急電車で一駅の中津駅近くにある「南蛮文化館」を訪ねました。
こちらは1年のうちに5月と11月の2回しか開館されていない私設博物館で、なかなか訪問できなかったのですが、今回、念願の訪問を果たしました。

なぜこちらを訪問したかったのかと言いますと、国の重要文化財に指定されている「南蛮屏風」が展示されているからです。

< 南蛮屏風 右隻 全体図 (南蛮文化館 図録より)>

CALSA(カルサ)の名前は安土桃山時代の南蛮人が穿いていたズボンを元に日本で初めて作られたズボン「軽衫(かるさ)」に由来するのですが、いろいろと文献を調べていた時からいつか本物の「南蛮屏風」を見てみたいと思っていたので本当に嬉しかったです。

実際に目にしてみるとタテ1.5m×ヨコ5mほどの大きな屏風で金や青の色彩も鮮やか、人物や服などの描写も
きめ細やかにされており非常に見応えがありました。

またその他にも細川ガラシャ(明智光秀の三女)の「黄金の十字架」や「洛中洛外図屏風」など貴重な文化財が何気なく展示されています。

興味がある方は是非一度訪ねてみてください。