大人のためのカッコいいデニムトラウザーズを作ろう!(その7 洗い加工をやってみる。)
約2週間後に依頼していた洗い加工のサンプルが送られてきました。
左から、「ワンウォッシュ(水洗い)」、「バイオウォッシュ(セルラーゼ酵素)」、「ブリーチウォッシュ(バイオ+漂白)」です。
ちょっとカジュアル感が強いかなという印象です。
これらを踏まえ、洗い工場の担当者の方とも再度打ち合わせをおこない、
今回は製品洗いではなく、反物の状態から洗う「原反洗い」にて対応することに決定しました。
理由としては、
1.製品洗いはそのままではカジュアルよりに仕上がってしまうこと。
2.ボタンも本水牛ボタンを使用しているため、洗いの際に割れるものがあること。
3.原反洗い後に製品化することであらかじめ、斜行や収縮を想定しないで裁断できること、
つまり、収縮を想定した裁断用の型紙を用意しなくてもよいこと。
4.のりが付いていない分、生地も堅さが取れて、縫製しやすいこと。
ということで、一旦、洗い加工についての検証は終了、
と思っていたのですが、
洗い工場の方から「USED加工もできますよ。」とのお話、
それなら、とことんやってみようということで、次回、「USED加工」のサンプル作りについてお話していきます。